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[fix] 03_sweep_params.pyでrunごとにトラッカー状態をリセットする #95

Description

@ucn-yushin

概要

raspi/roi-counter/scripts/03_sweep_params.py で、パラメータ組み合わせごとにYOLOトラッカー状態を確実にリセットする。

現在は同じYOLOインスタンスを persist=True のまま再利用しているため、前のパラメータ実行のtrack IDやtracker状態が次の実行へ持ち越される可能性がある。これにより閾値スイープの各試行が独立にならない。

開発目的

  • s_low × s_high の比較結果を独立した試行として扱えるようにする
  • 既存の閾値選定結果を信頼できる状態にする

バグの具体的な構造

03_sweep_params.py は、s_low 7通り × s_high 7通りの計49パターンについて、同じ動画を先頭から再生して評価する。ところが、YOLOモデルはループの外で一度だけ生成され、各runでは同じモデルに対して model.track(..., persist=True) を呼んでいる。

そのため、現在の処理は概念的に次の状態になっている。

本来:
run A: 動画先頭 → 動画末尾 → tracker reset
run B: 動画先頭 → 動画末尾 → tracker reset

現在:
run A: 動画先頭 → 動画末尾
                         ↓ tracker状態を保持
run B: 動画先頭 → 動画末尾

run Bの先頭フレームが、YOLOトラッカーからはrun Aの最終フレームに続くフレームとして扱われる可能性がある。

ここで注意すべきなのは、ROI側の Counter とYOLO側のtrackerは別の状態を持つことである。

状態 保持する内容 現在のrun間リセット
ROIの Counter track IDごとの入出庫候補、カウント済み状態、s_history 毎run新規生成される
YOLO tracker track ID、追跡中・消失中の車両、位置・速度などの追跡履歴 リセットされない

Counter を新規生成しても、その入力となるtrack IDと追跡結果が前runの状態に影響されていれば、runの独立性は保証できない。

起こり得る影響

run境界、特に次runの冒頭で、次のような影響が起こり得る。

  • 前run末尾の車両と次run先頭の車両が誤って関連付けられる
  • 新しい車両にtrack IDが付くタイミングが変わる
  • 一時的にIDが付かず、カウント処理から外れる
  • 同一車両の途中でIDが切り替わり、移動履歴が複数IDに分断される
  • 別車両の履歴が同一IDとしてつながる

ROIカウンターは、同じtrack IDが s < s_low 側から s > s_high 側まで移動したか、またはその逆方向へ移動したかで入庫・出庫を判定する。そのためIDの分断や誤関連付けは、未カウント・誤カウントとして count_incount_outcount_error に直接影響し得る。

本来、各runの結果は次の入力だけで決まる必要がある。

result = video + s_low + s_high

現在は次の要因が混入する可能性がある。

result = video + s_low + s_high + previous tracker state

この状態では、以下を信頼できる形で行えない。

  • Count Errorヒートマップから最適な閾値を選ぶ
  • 閾値間を公平に比較する
  • 実行順を変更しても同じ結果になることを保証する
  • 過去のスイープ結果を再現する
  • 既存の MAE = 0 条件を本番採用の根拠にする

過去結果の扱い

このバグがあるからといって、過去の全カウント結果が必ず誤っているとは限らない。

  • 最初のrunには前runがないため、基本的にはcleanな状態で開始される
  • track IDの連番が継続するだけで、追跡結果自体が同じならカウントへの影響はない
  • s_low / s_high はYOLO trackerではなく後段の Counter で使用される
  • 実害がある場合は、主に動画末尾から動画先頭へ戻るrun境界付近に現れると考えられる

ただし、影響がないことも現状では保証できない。したがって本件の本質は「既存結果が必ず誤り」ではなく、「各runの独立性が保証されず、実験結果を正しい閾値比較として証明できない」ことである。影響の大小は修正後に49パターンを再実行し、過去のCSVと比較して確認する。

考えられる開発内容

  • 04_multi_video_mae.py と共通のtracker reset処理を利用する
  • private APIへ依存する場合はUltralyticsバージョンを固定・記録する
  • resetできない場合はモデルを再生成するか、その試行をinvalidとして中断する
  • reset方法と成否を結果CSVへ記録する
  • 既存49パターンを再実行し、過去結果との差を確認する
  • fake trackerを用いたresetの単体テストを追加する

完了条件

  • 各パラメータ試行の先頭でtrack IDが初期状態になる
  • reset失敗を成功として記録しない
  • 実行順を逆転しても同じカウント結果になる
  • 既存のMAE=0条件を再確認する

考えられる開発時間

半日〜1日

備考

Metadata

Metadata

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Type

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Projects

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Milestone

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Relationships

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Development

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